8月31日をもってオスカープロモーション(芸能事務所)から女優の福田沙紀さんと剛力彩芽さんが退所しました。長い間籍を置いていた事務所に感謝の意を示しながらの退所でした。
去年の終わり頃から芸能人・女優・俳優の事務所退所が立て続けに起こっています。
なぜこの時期に一斉に退社してしまうのか、理由や動機は何なのかがとても気になる人も多いと思います。
この記事では芸能事務所を退社するにあたっての動機、得られる個人としてのメリットや奴隷契約などの古い芸能界の体制崩壊について解説していきます。
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芸能事務所を退所するのは何故?動機や理由、メリットについて
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オスカープロモーションを退所した剛力彩芽さんのインスタグラムです。
この芸能事務所からは今年になってから他にも米倉涼子さん、岡田結実さん、長谷川潤さんなどが退所しています。
退所する動機や理由は従来の芸能界の体制崩壊を挙げることができます。
ある程度芸能事務所に身を置いた芸能人は、まだ所属し続けるメリットが無くなってきました。
独占禁止法違反による退所した芸能人の行動制限の解除
最も大きいのは2019年の1月に公正取引委員会が発表した、「退所した芸能人・タレントに一定の期間仕事が来ないようにする契約内容が独占禁止法違反になる」という見解です。
これにより退所直後から独立したり、自分で個人事務所を構えて活動することができるようになりました。事務所に所属していた人間に退所後すぐに活動できる自由が与えられたのです。
オンライン・ネット世界で自分を売り出していく
さらに今までになかった「オンライン」というプラットフォームを使い、ユーチューブやTwitch経由でパーソナリティーを発信したり、服やアクセサリーブランドを立ち上げて宣伝したり、あるいは本を出版したりと今までに培った知名度や人気でどんどん自分を売り出すことができる世の中になりました。
完全に実力の世界ですが、独立前に築いたコネクションや芸人同士がコラボレーションしたりと様々なやり方で活躍する可能性は無限大です。
事務所の運営者・上層部が変わるタイミングで退所
まさにオスカープロモーションやジャニーズ事務所がこの例にあたります。
長年社長や上層部にお世話になってきた芸能人が、直接運営から退くことによって同じタイミングで退所を決める場合です。
新しい運営陣や体制になると社内分裂が起きるケースもあり、実際にこの状態になっているのがアミューズ事務所とワタナベエンターテインメントです。
社内分裂が起きてしまうと芸能人だけではなく社員も一斉に退所する事態を引き起こしてしまいます。
これらの背景を元に、去年から一斉に芸能人が退所していく動きとなり現在に至ります。
芸能事務所を退所することで得られるメリットは主に下記が挙げられます。
- ギャラの全てが自分のものになる(マージンを持っていかれなくていい)
- 事務所との奴隷契約をしなくても良くなる
- 好きな場所を拠点にすることができ、積極的に海外へも活動を発信していける
当然事務所の後ろ盾がなくなる等デメリットもありますが、今後の活動において退所する方がよほど個人として活動する上でメリットの方が大きくなります。
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芸能事務所を退所する女優やタレント多数!奴隷契約の体制崩壊
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上記のように古い体制崩壊により芸能人・タレントたちが活躍できる場が広がったと言えど、まだ契約に縛られてしまう人間も少なくありません。
記憶に新しいのがNGT48の事件。被害者がいくら訴えても何も動いてくれない団体や事務所、また地下アイドルを「契約しばり」にするところも今でもあるのです。
このようにタレントを捨て駒のように使う事から「奴隷契約」という言葉が出てきました。
しかし次第にこうした裏の世界が明るみに出るにつれ、古い契約・雇用体制が崩壊しつつあるのも事実です。これもインターネットを使った情報化社会になったことから変化が出てきたと言えます。
海外からは「奴隷」扱い!AKB48とBABY METALの差
最も良い例が日本中に知れ渡っているAKB48。
卒業したメンバーも独立し活躍していたり、他の芸能事務所に移籍してテレビに露出したりしているのを見かけますね。
でもなぜAKB48程「日本」を代表する可愛いアイドル達が欧米など世界にはばたけないのでしょうか?
それは海外では彼女達が結んでいる契約の内容が人権を侵害していると判断され、「奴隷」として見られてしまうからです。海外ツアーをすれば日本好きの人の心をわしづかみできるであろう実力を持ちながら、日本からは出ることができないのです。
一方メンバーこそ少ないものの日本人のアイドルで構成されたバンド「BABY METAL」というグループは頻繁にワールドツアーを行い、日本では知名度ははるかに低いものの世界が彼女達の舞台となって大成功をおさめています。
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日本の契約体制を知っている彼女達の両親は海外でユニットを結成、世界の水準できちんと「人権」を持ったまま活動し、事務所や契約に縛られることが無いので世界を舞台に活躍することができるのです。
ある意味、これこそが世界を舞台に活躍したいと思う芸能人の理想の姿かもしれません。
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芸能事務所を対処する動機やメリット、奴隷契約の体制崩壊のまとめ
なぜ最近芸能人やタレントがそれぞれ所属する事務所を退所していくのか、動機となり得る要素や退所することで得られるメリットを紹介していきました。
同時に現在でも横行している奴隷契約について、また日本の悪質な体制に影響されることなく世界中で活動しているバンドについても触れました。
今後もメジャーな芸能人が退所していくことで今までの芸能界のほころびが浮き上がり、より所属している人が働きやすい場となっていくことを祈るばかりです。
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