世界的に有名な高級ファッションブランド、ISSEI MIYAKE(イッセイミヤケ)が、同社のメンズを取り扱うラインであるイッセイミヤケメンのブランドを休止する事を発表しました。
イッセイミヤケは最近内定取り消しが報道されたばかりでもあります。
この記事ではメンズラインの休止理由や、現在のアパレル業界での不況・経営不振について紹介していきますので、ファッションがお好きな人は是非寄っていって下さいませ。
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イッセイミヤケメンズのブランド休止理由
イッセイミヤケは日本を代表する世界でもファッションのトップブランド。
メンズでもランウェイのショーを行ったりと、幅広くコレクションを世界に発信していました。
人気があるのにイッセイミヤケメンのブランド休止理由となったのは一体どういった要素があるのでしょうか?
少し前にもニュースになった、来年の春入社する新入社員の内定取り消しがまだ記憶に新しい人も多い中、イッセイミヤケは「(メンの休止に)業績には関係なく、全く別」とコメントを残しているのには違和感をぬぐえない人も多いと思います。
内定取り消しは見通しの利かない世の中の状況を踏まえたのと、百貨店や海外からの顧客の売り上げが滞ったために行った苦肉の策でした。その後、このイッセイミヤケメンのブランド休止理由にも繋がっていくわけです。
同社では内定取り消しだけではなく、リストラも行ったと報じています。
「男性服の新しい可能性を探る取り組みを始めるため(ヤフーニュース引用)」とコロナの影響ではないことを主張していますが、イッセイミヤケ・メンの他にも休止となった有力アパレルブランドも少なくありません。
レディース服も扱いのある「イーハイフンワールドギャラリー」はブランド終了(理由非公開)の他、オンワードの「23区オム」という男性ブランド、ニューヨークを拠点とする「シエス マルジャン(SIES MARJAN)」も休止や終了を公表しています。
特に「23区オム」と「シエス マルジャン」はメディアにはっきりと「コロナによる売り上げ停滞、経営苦」を理由として挙げているので、ファッション・アパレル業界の大御所が次々と倒産していくのを見るとこの度のイッセイミヤケの発表もコロナが全くの無関係と言い切ることは難しいでしょう。
イッセイミヤケメンのブランド休止理由はアパレル業界全体の不況も背景にあることがわかります。
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休止するブランド多数、アパレル業界はファストファッションへ
高級ブランドよりも現在人が求めているファッションは「安い」、「垢抜けている」、(「ある程度質が良い」)もの、つまりファストファッション(ファーストファッション)です。
20~40代の女性に人気のブランド「ZARA」や「H&M」、「KOBE LETTUCE」から、「ユニクロ」、「GU」、「ニッセン」、「ベルメゾン」などのメーカーやブランドが流行性を取り入れ、なおかつ手が届きやすい値幅に服の価格を抑えることでアパレル業界でも生き残っています。
新しいアイディアや服のデザインをいち早く公開し広告などのマーケティングに力を入れることで話題性を呼び、自粛中にネットサーフィンする人に訴えかけます。
「今の時代そこまで服装にこだわる人はいない」、「高級ブランド服を買っても結局着る機会が無い」、「買ったとしても着ていく所がない」という時代の移り変わりに加え、ネット通販でも簡単に手に入ってしまう背景もあり、百貨店などの店舗での売り上げは落ちていくばかりです。
イッセイミヤケメンの中古が値上げされる可能性
現在イッセイミヤケ・メンのブランドはメルカリやヤフオクといったオークションサイトのみならず、楽天やアマゾンでも取引されています。
また街に出ればブックオフやブランドを扱う古着屋にもイッセイミヤケブランドのコーナーが設けられている場合が多いです。(在庫数にもよります)
しかし上記で述べたように世の中のファッション傾向の変化に加え、今の社会ではお金の回りが滞っている状態なので、先の見通しができなく雇用も不安定な現状ではブランド休止を受けたとしてもイッセイミヤケ・メンの服や香水にプレミア価格がついたとしても需要が無い可能性の方がはるかに高いです。
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まとめ
イッセイミヤケメンのブランド休止理由や内定取り消しの背景、次々と大手のファッションブランドが「終了」や「休止」を発表するアパレル業界の現状である経営不振について紹介しました。
財布にやさしいファストファッションも、運営体制を常に流動的に変えていく会社が残っている現状、日本を代表するイッセイミヤケのメンズも近い将来一新し、独自のファッションを展開してくれることを祈るばかりです。
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