レッドブルやモンスターは体に悪いか【エナジードリンクの副作用】

レッドブルやモンスターは体に悪いかどうか?エナジードリンクの副作用はあるの?

今や日本でも気軽に手に入るエナジードリンクとなり、若い世代を中心に大人気です。

期間限定のものや、ほかの種類のドリンクもコンビニで気軽に手に入れることができます。この世界トップ2ブランドは特にマーケティングに力を入れているので、今後の販売数もうなぎ上りになる予想が出ているほどです。

しかし注意したいのは、自分の体に必要以上のエナジードリンクを飲むと体に悪く、様々な副作用が出てしまうことです。

ジムで鍛えるアスリートやゲーム実況をする人々(イースポーツ等)の間で年ごとに爆発的な普及を続けるレッドブルやモンスターなどのエネルギードリンク。

この記事ではなぜ体に悪いのか、また起こりうる副作用はどのようなものかを解説していきます。

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レッドブルやモンスターなどのエナジードリンクが体に悪い理由

レッドブルやモンスターなどのエナジードリンクが体に悪い理由は主に必要以上の摂取量と、栄養素の化学反応に分かれます。

世界で爆発的に売れているエネルギードリンクの利用者が次々と不調を訴え始める中、科学的な研究が行われ成分分析や副作用のデータが出るようになりました。主にこのサイト(National Center for Complementary and Integrative Health)にあるデータを引用しています。

カフェイン

カフェインはレッドブルやモンスターだけではなくGzoneや普通の栄養ドリンクにもふんだんに入っている成分です。

基本的に人が1日に摂取しても良い最大量は1日を通して400mgとされています。

エネルギードリンクは平均して100g内に30mgのカフェインが入っています。つまり250mlの缶を1本飲むだけで80mgほどのカフェイン摂取となるのです。

コカ・コーラの缶1つで35mg、コーヒーは種類によりますがティーカップ一杯でおよそ130mgとなります(もちろんティーカップの大きさにもよります)。インスタントコーヒーだともっとカフェインは少量となります。

しかしエナジードリンクの中には500ml単位の缶が販売されることもあるので、1缶で160mgとなることも。

カフェインの効果は脳の中枢神経系を司る部分に作用し、筋肉の収縮や心臓に影響をもたらします。運動時やゲームするときは何本もエナジードリンクを用意している人がいるので、数時間のスパンで大きな缶3本以上飲んでしまうと体に悪い影響が出てしまいます。

タウリン

エナジードリンクに含まれるタウリンはカフェインの効果を高める働きをし、脳内の神経発達を助けると言われています。

よくうわさで聞く「筋肉の増大」や「集中力を高める」効果は実は科学的に証明されていません。

ビタミンB群

ビタミンB群は体に悪いどころか赤血球を増やしたり、細胞の修復、エネルギー生成、テストステロンの増幅などの効果があります。

ビタミンB群が欠乏すると倦怠感などの症状が出ますが、実はこの栄養素が足りなくなることはめったに起こらないのです。理由は水溶性ビタミンなので、多く摂取しすぎてしまっても体の外に流れ出てくれるから。

摂取量の制限がないため、エナジードリンクによっては1日の理想摂取量の2000%もの量がたったの1缶に含まれているものもあるほどです。

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高麗人参、ガラナ、イチョウ

高麗人参、ガラナ、イチョウの3つの成分のどれかが入っているエナジードリンクは非常に多いです。

ガラナはブラジルで取れる豆の一種で、コーヒーの2倍ものカフェイン量を含有しています。

高麗人参はストレスとコレステロールを軽減し、エネルギーを増幅する効果を持っています。

イチョウの力は銀杏を食生活の一部とする我々日本人にはなじみのあるものですが、エナジードリンクに入っている場合の主な効果は血液の循環改良が挙げられています。

3つ合わせて1日の摂取量は300~400mgまでとされており、それ以上は特に長期にわたる摂取を行い続けると一気に体に悪い影響が出始めてしまいます。

砂糖(糖分)

レッドブル、モンスターなどのえねじーそリンクで忘れてはいけないのが砂糖です。カロリーゼロの飲料の場合は人工甘味料となります。

この砂糖の量がエナジードリンクの最も問題となる成分の一つで、250mlの小型の缶だけでも角砂糖12個分が入っています。実に35mg分の糖分に換算されます。

砂糖の1日の摂取量は25mg以下が理想とされている中、レッドブルの小さな缶1つだけでもうオーバーしてしまいます。

糖分を過剰摂取していくとどうなるのかは皆さんもご存じの通り肥満化、生活習慣病、歯の劣化などがを始め、様々な基礎疾患になっていってしまうのです。

レッドブルやモンスターの副作用【エナジードリンク】

レッドブルやモンスターと言ったエナジードリンクの副作用は短時間内で大量に摂取することによって起こりやすくなるので注意が必要です。

カフェインの過多摂取は不眠、不整脈、心臓の不整脈を引き起こし、もし成分にアレルギーがある人の場合は体中のかゆみ、嘔吐、内臓の炎症にもつながります。

また長期的にエナジードリンクを体に悪い量摂取することにより、胃炎、下痢、頭痛などの症状が現れるので、心当たりがある人はすぐに飲むのを辞めましょう

これはゲーム実況を1日12時間以上行うルームメイトに実際に起こったことで、すぐにレッドブルとモンスターのコンボを飲むのを辞めさせ、就寝時にヤクルト製品を飲ませるようになったら症状が改善しました(あくまでルームメイトの場合なので、アレルギーなどの基礎疾患がある方は注意してください)。

レッドブルやモンスターが体に悪いもっとも大きな理由はカフェインと糖分のコンビネーションと言えます。小さな量の中にこの2つの濃い成分が入っていることで、飲む量をコントロールしないと病気までまっしぐらになってしまいます。

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【まとめ】レッドブルやモンスターは体に悪いか【エナジードリンクの副作用】

レッドブルやモンスターなどのエナジードリンクは短時間で何本も飲むと致命的に体に悪いのが判明しました。

特にレッドブルの小さな缶1つでも1日で理想の砂糖摂取量を超えてしまうので、集中して飲まなくても長期的にみると成人病や肥満の原因になりえてしまうのです。

エナジードリンク内のカフェインと糖分が最も体に悪い影響や副作用を持つので、すぐに仕上げないといけない仕事があるなどよほど必要性がない限りは飲むのを控える方が賢明です。

味もどんどん改良されており、一度飲んだら癖になってしまう人もいるほどなので注意が必要になります。

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