最近はスーパーやコンビニのレジで店員やスタッフの人たちが使い捨てできるビニールや薄いゴムの手袋をするようになりました。
しかし「素手ではない」という安心感を覚え、アルコール消毒や洗浄もいい加減になってしまう人も少なくありません。
手袋どんな素材であれ、使い捨てであれ手袋を間違って使うとより感染リスクが高くなってしまうのです。
この記事では果たして感染リスク対策や感染予防として手袋を付けるのが効果的なのか、アルコール消毒とどう違ってくるのか、また手袋を着用した場合に気を付けたいポイントなどをまとめていきます。
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手袋をすると感染リスクを軽減できるって本当?
コンビニやスーパーだけではなく、通勤時につり革や手すりを掴むとき用に使い捨て手袋を使うサラリーマンも出てきています。
確かにこれらの個所は特にラッシュ時には多くの人が触れています。
しかし、手袋をしただけでは完全に感染予防できるとは言い切れないのです。
もしウィルスが手袋に付着したとして、そのまま普通に自分のカバンや定期、または顔にかけたマスクを外したら、手袋をしたまま触ったところにウィルスが自然と移ります。
手袋は外し方を知らないと意味ない
公共で様々なところに触れた後の手袋は、その外側に触れないように上手に外すのが重要となります。
ただ、上手く外側に触れないようにしながら外すのは素材やサイズにより異なってきます。
外科医になったつもりで、外す時は慎重に、またある程度慣れが必要になります。
米国の統計では、医療関係者でも実際に正しく手袋を外すことができているのはわずか30%だけだという結果も!
ここで動画で上手な手袋の外し方を紹介するので、仕事でレジを使ったり、通勤時に手袋を使う人は是非参考にし、練習してみてください。
手袋の本来の外し方をチェック ↓
これは薄いゴム素材の手袋になります。
100均などで売られている、透明で薄い手袋は伸びないために外そうとすると途中で破れてしまう危険性もあります。
いずれにせよ、手袋を外した直後も手をしっかりと洗う事が感染予防に繋がります。
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レジでの手袋は意味ない?アルコールを手袋に使ってもダメ
手袋をしても意味がないのでは?と疑問に思う人も多いです。
さらに「手袋をしているから」という偽の安心感から、感染に対する危機感が薄れてしまうという危険性もあります。
この「安全だろう」という錯覚は、素手だったらこまめにアルコール消毒したり洗ったりすることから遠ざけていってしまう感染への危険因子です。
手袋を付けたままの業務は感染予防に逆効果!効果・意味がない
医療事業者も手袋を使う時は、患者の身体や傷にじかに触る時だけなのです。
その後は正しく外した後、廃棄。
決して手袋を付けたまま様々なところに行き、いろんなものに触るという事はありません。
スーパーやコンビニはまさに勤務中は手袋をつけっぱなしなので、ある意味よりウィルスやばい菌を意識しやすい素手よりも危険な状態にあるのです。
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使い捨て手袋とアルコール消毒、どっちが感染予防に効果的?
結論から言うと、使い捨て手袋にお金をかけるくらいならアルコール消毒液やジェルを買った方がよほど感染対策・予防に効果的です。
上記で述べた通り、手袋はつけて何かに触った瞬間、「感染している可能性のある汚物」となります。
だから外したり破棄する時も最新の注意を払わないといけないのです。
下手な安心感からウィルスを必要以上に広げ、感染拡大に繋がる可能性の方が高いのが事実です。
さらに手袋を使っていたとしても、使い捨てならなおさら強度は低めなので、いつ穴が開くかもわかりません。
肉眼で見ることができない程小さな穴でも、ウィルスは簡単に侵入できてしまうため、手袋を使った後の手洗いは必ず行う事が最も重要です。
そのため手袋をするのは感染対策や予防として逆効果であるとも言えます。
まとめ
手袋は使い捨てとアルコール消毒、どっちが良いのかを説明すると共に、3密が避けらない生活上でも、効果があるのはどっちなのかをこの記事では取り上げました。
手袋は感染拡大や予防に逆効果なのを知ることが重要です。
これらの事実を知ると、スーパーやコンビニに並んでいる日用品や食材の全てに消毒液をかけたくなってしまいますね。
素手で日常を送る方がよっぽど感染予防の意識が高まり、頻繁な消毒や洗浄を心がけるようになる人のほうが多いのではないでしょうか。
もし使うとしても「手袋をしているから常に予防効果あり」ではなく、「手袋は汚れている・感染している可能性も」という意識をもって使ってほしいです。
スーパーやコンビニでの取り組みが感染予防や対策の逆効果となっているのに、もっと多くの人や企業が気付いてくれるのを祈ります。
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