昔奥歯に大きな虫歯を作ってしまい、
もう少しで抜かなければいけないほどでした。
その時は何とか
抜かずにはすみましたが、
治療にかかった時間や金額は大きく、
もう二度とそうならないよう、
今では、1、2ヶ月に一度
予防歯科に通っています。
予防歯科では、歯石を作らないことが
何よりも大事だと教えられ、
日々の歯磨きにはかなり気を遣っています。
歯石は見た目も悪く何よりも
口臭の原因となるので、
毎日歯の隙間にできていないか
神経質と呼ばれるくらいに
チェックするようになりました。
この記事では、歯科医から学んだことを、
私の体験談を交えて紹介していきます。
歯石を取れる歯科医や歯医者のおすすめはコレ!デメリットも解説
もっともおすすめな歯石を取り除く
方法は歯医者に行くことです。
歯に付着した食べかすを餌に、
歯垢、別名プラークができます。
このプラークは細菌のかたまりであり、
この細菌が酸を出し、歯を溶かします。
またプラークは、歯だけでなく
歯茎にも炎症を起こさせます。
食後の歯磨きを徹底しないと
それを餌にプラークができ、
さらにそのプラークは
時間が経つと歯石になります。
この歯石は結合が強く
歯磨き程度では取れません。
プラークができやすいのは、
歯と歯の間、歯と歯茎の間です。
プラークにより歯茎が炎症を起こすと
歯と歯茎の間が広がり、
プラークができる範囲が広がります。
鏡を見るだけでは
歯茎の間にある歯石の有無はわかりません。
歯医者に行き、
判断してもらう方法がベストです。
歯石が見つかればスケーラーという、
先端が尖った鉄製の器具で
歯石を削り取ることになります。
歯石の量が少なければ一回で終わりますが、
歯茎の奥にまで歯石ができていると
何回も通院して歯石取りをしなければいけません。
冒頭に書いた、奥歯に
大きな虫歯ができた時には、
歯肉炎という歯茎が炎症を起こし
腫れ上がった状態であり、
歯茎のかなり奥にまで歯石ができており、
歯石取りにはかなりの回数がかかりました。
1、2週間に1回程度通って、
全て取り切るまでに
半年以上の期間がかかりました。
仕事を休むほどではありませんでしたが、
通院のため、忙しい時でも
残業することができず、
職場には迷惑をかけました。
デメリットとしては
今は予約制の歯医者が多いので
前もってスケジュールを
決めなければならないこと。
歯石を取った後は歯に
フッ素を塗ってくれるところもあるため、
30分は飲食できないこともあります。
夏の熱い時期は
何か飲みたい時は我慢が必要です。
またフッ素は独特の味やテクスチャがあるため、
口の中が不快に感じる事もあります。
スケーラーは爪楊枝より効果的だけど使う時に注意が必要 100均でも販売
もしあの頃の自分に
おすすめの歯石取りグッズを伝えるなら、
間違いなく歯石取りスケーラーを紹介します。
おすすめというよりは他の製品では
歯石取りはできないので、
これ一択となります。
通院するのがどうしても難しいなら、
これを使い目に見える範囲の
歯石だけでも取り除き、
少しでもプラークができにくい
環境へと改善するよう努めます。
ただし2点注意があります。
削りすぎと歯茎が傷つく可能性です。
まず削りすぎについてです。
鉄の器具で歯をこすることになりますので、
適切に削れない場合
十分に歯石が取れないか、
逆に歯のエナメル質まで
削ってしまうことなります。
この力加減は大変難しく、
歯石がはっきり見えてない限りは
どこまで削っていいか基準がわかりません。
私はスケーラーではありませんが、
食後に爪楊枝で歯茎の付近を
こするようにしています。
力が入ってしまうことがあるのか、
歯医者の予防検診にて
左上の歯が一本、エナメル質まで
削れていると指摘されました。
木製の爪楊枝でこの結果なので、
私がスケーラーを使ったら、
高確率でエナメル質を削ってしまうでしょう。
そうすると虫歯が
できやすくなってしまうので本末転倒です。
次に、歯茎が傷つく可能性についてですが、
歯石取りを行う際、
スケーラーが歯茎に当たる可能性があります。
歯医者で歯石取りを行ったことがある
人ならわかるはずですが、
かなり力を入れて歯石取りが行われます。
鏡だと左右対象でスケーラーの操作が難しく、
力を入れる方向がずれて歯茎に当たってしまうと、
出血を起こします。
この2つの理由から私が本当におすすめするのは、
歯医者に通って歯石取りを行うことです。
市販や100均でも買える歯石取りで効果があるもの フロスを習慣にしよう
厳密には歯石取りではなく
プラーク除去に分類されますが、
デンタルフロスと歯間ブラシを
強くおすすめします。
歯石取りのもっとも効率的な方法は、
歯石になる前の歯垢の時点で
取り除いてしまうことです。
食後必ず歯磨きを行っていても、
歯と歯の間は磨ききれません。
デンタルフロスというのは糸状の器具で、
これを歯の隙間に入れ、上下させることで、
食べかす、歯垢を取り除きます。
歯間ブラシというのは、
ゴム製の先端が棒状になったブラシです。
これを歯と歯の間、
付け根部分に入れて前後させます。
デンタルフロスを上手に操ることができれば、
歯間ブラシは使わず
デンタルフロスだけでも対応できます。
しかし私の場合、歯の付け根部分は
歯間ブラシの方が簡単に掃除ができるので、
両方使うようにしています。
なお歯間ブラシには
何種類かのサイズがあり、
最適なサイズを見つけるまでは
試す必要があります。
歯茎に強く当たる場合は
小さいサイズに変えましょう。
慣れるまではどちらも大変ですが、
本当におすすめの器具です。
まとめ
歯石取りのベストな方法は
歯医者に行くことです。
ただ仕事が忙しいなど
どうしても通院が難しい場合には、
市販の歯石取りスケーラーを
使うという選択肢があります。
ただしやりすぎて
歯のエナメル質を削ってしまう、
誤って歯茎を傷つけてしまう
ということがあるので、
歯石取りスケーラーの使用には
慎重でなければなりません。
また歯石ができる前、
歯垢(プラーク)の時点で
除去してしまう方が効率的です。
思考を取り除く器具として、
デンタルフロスと
歯間ブラシの使用をおすすめします。
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