毎年この季節になると冬に向けて
クリスマスローズを栽培している方は
葉切りを行うと
綺麗な花を見ることができます。
植物を育てるのが苦手な人も
クリスマスローズならば
あまり苦労しなくても
1年中部屋に置いたりベランダに植えたりして
楽しむことができます。
気になる育て方も難しいものはありませんが、
この記事ではクリスマスローズの葉切りについて
詳しくご紹介致します。
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葉切りはクリスマスローズの花を見るために行う
クリスマスローズにも実は種類があり、
大きく3つに分けると
「有茎種」
「中間種」
「無茎種」
になります。
それぞれいくつか紹介すると…
<無茎種>
よく「ハイブリッド」と呼ばれ、
1年中葉っぱが緑色を保つ「常緑」と
葉っぱが枯れ落ちてゆく「落葉」の2つのタイプ。
<中間種>
ニゲルなどが挙げられます。
フラワーショップなどでは
あまりお目にかかることのない
種類です。
<有茎種>
主にヘレボロス、アーグチフォリウス、
リビダス、フェチダス
といった「常緑」型
ハイブリッドの無茎種はクリスマスローズの
葉っぱが茶色に変化するため、
茶色くしおれてしまったものを
茎の根本から切りましょう。
一般的に有茎種は葉切りをしなくても
花が綺麗に見える場合が多いです。
もし葉が邪魔だったら
それらを取り除くだけで大丈夫です。
クリスマスローズの葉切り方法
古くなった葉を切ることにより、
花が咲いた時に花を
遮るものが無くなるのと
土からの栄養がより蕾に
集中させることができます。
また束の風通しが良くなることもあり、
より日光の下に花が映えるよう
「見た目」に関しても
大きな変化をもたらしてくれます。
さらに枯れた古い葉により
新しく柔らかい蕾が
傷ついてしまう可能性もあるので、
花を綺麗に咲かせたい場合は
特に重要な作業となります。
葉切りの時期は毎年花が咲く前
11月下旬から1月上旬あたりまでに行います。
ガーデニング用の
剪定鋏(せんていばさみ)で
根っこから簡単に不要な葉のついた茎を
切ることができます。
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本来は太めの枝を切るために
使われる道具ですが
クリスマスローズの茎を
より簡単に切ることができ、
小さめのものを専用に使う人が多いです。
一つ注意したいのが
この剪定ばさみの状態。
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しっかりと刃が殺菌されているか確認しましょう。
もし土がこびりついて
汚れている場合は
茎の切り口からクリスマスローズの
病気の元となってしまう
菌があるかもしれません。
最も良い方法は複数の剪定ばさみを用意し、
一株葉切りを行うごとに
第三リン酸ナトリウムの飽和液に
15分程浸してから葉切りをしていくことです。
茎を切断した後は
短い芽や蕾だけが残るので、
最初は「切りすぎたかな?」と思うかもしれませんが
根っこはちゃんと残っているので安心ください。
これで開花時には余分な葉の無い綺麗な
クリスマスローズを楽しむことができます。
庭に生えているクリスマスローズの苗を鉢に入れ替える方法
葉切りを行う際もし
クリスマスローズを友人や近所の人に配ったり、
庭の他の個所や鉢入れに移したい場合は
苗を作ってしまう事もできます。
方法は簡単。
クリスマスローズの
葉切りを行った後の
見かけはほぼ何もなくなった地面を
周りから少しずつ
掘り起こしてあげます。
すると表面はただの土と
小さな芽や蕾だけなのに
土の下はしっかりと根が
行きわたっている事に気付くでしょう。
芽や蕾がものすごく小さいだけに、
根っこが掴んでいる
土の量に驚くかもしれませんね。
これらの土を手で振り払ったり、
軽く上下に揺らすことで
ある程度落とすことができます。
その後は分断したい数に
縦にガーデニング用のハサミを
入れていきましょう。
この時根っこを切断したり
傷つけてしまうことになりますが、
クリスマスローズは本来非常に強い植物で
根っこが切られたとしても
すぐに再生することが可能です。
土の表面に出ているローズのまばらな所を塗って
一株を2,3部に分けることができます。
まとめ
クリスマスローズの葉切りは
開花前の11月下旬から
1月にかけて行うのがベスト。
剪定ばさみでごわついた葉や
枯れた葉がついている茎を
土の上1センチほどの所で切っていきます。
この時新芽や花のつぼみを
傷つけないよう注意しましょう。
葉っぱがなくなり
殆ど土しか見えないようになっても安心ください。
土の下は根っこがしっかりと生きています。
一株を2つ3つに分ける時は
土を落としてから芽や花がまばらな個所を選び、
土と根を切っていきます。
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